ダッカで脱皮

ダッカで脱皮

3ヶ月のバングラデシュ・ダッカ滞在記。インターン生としての情報発信。2019.7~

人間は考える葦である

人間は考える葦である。 

 

と、何百年も前にパスカルが残した言葉を、

 

ひとり、ダッカの地で共感している。

 

 

 

 

 

毎日予期せぬことが起きる。

 

正直これほどまで文化の違いに翻弄されるとは思っていなかったし、

 

もっと価値を生み出したい、もっといいものを作り出したい

 

と思えば思うほど解決しなければいけない問題が出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間は、そこらに生えている葦のように弱い存在である。 

 

ダッカに来て、自分の力がこれほどまでに通用しないことを痛感しまくっている。

 

考え方の違い、通用しないアイデア、説得力、言語の壁、巻き込み力、実行の難しさ、信頼

 

数えればきりがないほど、自分の無力さにぶち当たっている。

 

そこらに転がっている問題点を改善したくても、

 

1つ取りかかると、結局は根本にある「文化の違い」にぶち当たる。

 

自分って結局何もできねえな弱えなって悔しくなる。

 

 

 

 

 

 

けど、そういう問題山積で過酷な状況に立ててるからこそ、どんどんアイデアも湧いてくる。

 

結果として残すこと、価値を生み出すことは難しくても、

 

考えることはできる。

 

どんなに自分が小さな存在でも、いらない存在でも、

 

解決しなければいけない問題が山ほどあるのだから、

 

生み出せそうな価値があるのだから、

 

もっと考えたいし、どうにかして爪痕を残したいと思う。

 

 

 

 

「自分は所詮インターン生だから」

 

「どうせ3ヶ月しかいないんだから」

 

「いなくても企業は何年も前から存在しているし」

 

と考えるのを諦め、妥協することなんて簡単にできる。

 

みんなにも期待されていないのだから。

 

 

 

 

 

けど、諦めようとしても、どうしても

 

ぷかぷか浮いている問題を見過ごすことができない。

 

文化・考え方の違いで終わらせたくないし、どうにかして解決したいって

 

謎のプライドが自分を奮い立たせてくる。

 

やっぱり「考えること」はやめられないと。

 

 

 

 

 

 

人間は、自然のうちで最も弱い一本の葦にすぎない。しかしそれは考える葦である。

 

 

 

ダッカの厳しすぎる環境の中で自分なんてほんの小さな存在にすぎない。

 

けど、そんな状況にいれるからこそ、こんなにも考えることができるんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

だけど本当に「考えるだけの葦」で終わるんじゃなくて、

 

もうちょっとマシな存在として、インターンを終えれるように

 

結果」も追求して、残りの期間ももがき続けたい(笑)