バングラデシュで英語は通じるのか 〜TOEIC平均点世界No1. 895点の謎は果たして〜
こんばんは、バングラ・ダッカでインターンをしてます脱皮です。
さて、イードの休み期間も本日で終わりを迎えたわけですが
そんな最終日は、約1ヶ月ダッカで過ごしてみた僕が
について、個人的感想を持ってまとめてみます。
Background
まず、バングラデシュといえばTOEICの国別平均点数が全世界ナンバーワンらしいのです。
1. Bangladesh 895
2. India 861
3. Canada 819
...
40. Japan 512
(右の数字が平均スコア)
※こちらのデータは2013年の公式によるものです(ちょっと古い)
ちょっと !? てなりますよねこの結果は。謎に英語圏のカナダの平均を圧倒している点とか。。そして日本のスコア... ()
ただ、バングラといえば古くは英国に統治されていた過去を持ちます。
僕としては教育制度もイギリスと非常に似ている印象で、普通の学校はベンガル語を使用していますが、幾つかの私立学校は小学校から英語で教えているそうです。
※より詳しい教育システムはいつかまとめてみたいと思います。
こんなBackground知ったら、バングラすげぇじゃん、語学留学行こうかな!みたいに思っちゃい、ますよね。僕も来る前はそうでした。
ちなみに国の公用語はベンガル語です。なんと話者数は世界第6位の約2億人越え。
そして、偉そうに語っちゃってる僕自身はどうなんだ!というと、実は10ヶ月の英語圏への留学をしてたことがあります。Exchangeです。
帰国後すぐにインターン来たので英語の試験受けてないですが、大体の会話は出来てると思ってます。(そう自分に言い聞かせてる)
さて本題
バングラデシュで英語は通じるのか
結論から申しますと、「人や場所による」です。
職場
(業界などはお伝えできませんがホワイトカラーです)
そんな中、社内で使われている言語は95%ベンガル語です。笑
しかし、僕と他の社員さんが喋る時は、約100%英語です。そして、だいたい(7割ほど)の方が流暢な英語を使いこなし、訛りもほとんどなく業務連絡が出来ています。
うち数人は英語圏の大学を卒業した方などもいらっしゃいます。
レストラン・カフェ
街中にある飲食店ですが、
値段が割高なお店は、外国人観光客が皆無にも関わらずほとんど英語が通じます。
グルシャンなどのエリアに行けば更に使えるスタッフの方が多い印象でした。
しかし、ローカルなお店や路上に出ているお店は、正直ほとんど英語が使われていません。だいたい、This one please! って言ってメニューをさすか、バングラ人の同僚や友達と行った時に対応してもらってます。
ちなみにほとんどのローカルレストランには英語表記のメニューはありません。
数字も0123~のような我々が使っているものと違う数字を使っているので、値段だけはせめてベンガル版で覚えておくことをオススメします。笑
メニュー表すらないところもあるので、そんな時はバングラ人に連れてってもらいましょう。笑
同年代の友達
はい。つまりこちらの学生たちです。
同僚の中にも同年代の人が何人かいたり、こちらで友達になったバングラ人が何人かいます。
その人たちの英語力はずばり、
人による。けど日本の学生たちよりも英語慣れしている。
です。ペラペラ喋る人もいれば、簡単な挨拶程度の人もいます。
しかし、彼らに聞くと、自分の大学ではほとんど英語で講義が行われる、
やIELTS7.0持ってるなど言ってる人もいます。ので、日本と同じように勉強している人は使える!ということなんだそうです。
おそらく国内トップのダッカ大の学生たちは流暢なはずです。(予想)
しかし日本の学生が日常でほとんど英語を使わないという中で(自分もそうでした)、こちらの学生たちは英語で話しかけても慣れているというか、謎に会話が成り立ちます。
街中
最後に、街中での英語普及率ですが、正直僕が渡航前に予想していたものよりはるかに英語は使われていません。
街中の看板表記もベンガル語のみの事もしょっちゅうですし、
スーパーや売店のタグも英語で書かれていないことが多いです。
というのも、首都のダッカ市内でさえ、街中には外国人がほとんどいないからです。僕の感覚で99.9%はバングラ人です。
(一部の外国人街エリアには各国からの駐在の方々がいるので状況は違います..。)
観光地化もされていないのでインバウンドはないし、日々生活している中で外国人を見ることはまずありません。
街の人の英語力が高いのか否か、ということは置いといて、まず英語を使う機会はほとんどないです。
(インターン前に市内で英語は驚くほど使われています!!みたいなこと言われたのは未だに解せず)
Conclusion
ちゃっかりConclusionを使ってみる ()
まずTOEIC895点の謎ですが、この件はおそらく
受験者の母数が限られまくっている。と考えられます。笑
一部のエリート層が受けた結果がこのような点数の高さにつながったのかな、と。
そしてバングラ内での主要な英語試験はIELTSなのです。
「TOEIC知ってる?」
と聞くと、みんな揃って
「なにそれ」
となります。笑
調べてみてもTOEICの受験会場や申し込みサイトがないのでさらに謎が深まるばかり。
あの統計はマジで何なんだと。。
そして、僕の1ヶ月の生活で感じたダッカ市内の英語普及率ですが、
人や場所による。けれど、日本よりは英語を喋れる人が多いし、インターンをしていて問題のない環境にある。
とざっとまとめさせてもらいます。笑
先ほど述べたように、渡航前に期待していた英語普及率よりは全然高くなく、街中で通じないことが多いのですが、その件に関しては
・そもそも英語教育が整えられたのが2000年に入ってかららしいので、30歳以上の方は英語教育を受けていない人が多い事実。
・そして、やはり貧富の差が顕著なこと。
があるんだと思います。
バングラデシュでは義務教育が小学校までで、近年は教育水準が格段に上がっているとはいえ、まだ公立の学校システムなどが受けられない人も多いのが事実です。
しかし、今肌で感じる経済発展がさらにさらに進んでいけば、
外資企業ももっと入ってきたり、インバウンドもいつか増えたり、教育水準がもっと高まったり、英語の普及率がさらに高まることが期待できると 僕は思ってます。
以上!
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1週間の休みが終わり、明日から勤務再開です。
また一皮向けるぞ〜〜